マノアハウス
西東京市
~武蔵野の緑の遺産と住みよい街づくり1~

●武蔵野の緑の遺産と住みよい街づくり
建築主の所有する長く地域に根ざし、愛されてきた屋敷林は西東京市の特別緑地保全地区に指定されました。所有地の一部を宅地として開発し今回の計画地となりました。敷地の南側には所有者が寄付されたあらやしき公園があります。2つのハウジング計画は建築主が築き守ってきた森林を住空間や店舗からも享受し、相互に潤いがある景観を楽しんで周辺住民と共に住み続けることが出来るように配慮した計画です。住戸LDKに面した大きな窓とゆったりくつろげるガーデンから屋敷林や緑を楽しむことが出来ます。住戸への外観を多孔質(ポーラス)にかたちづくることにより、あらゆる角度から緑やそよ風を感じることができます。2つのハウジング計画は外壁の色彩、材料やバルコニーのフレームの形状を統一し、一体のハウジングとして計画しております。

・個性あふれる4つの住戸 プライバシーが守られた大きなバルコニーと高い窓

●MANORHOUSE 住まいにこだわりがある若年層の夫婦が対象の1LDK50㎡賃貸です。4戸のメゾネット長屋形式の住宅です。アプローチの樹木に挟まれたポーチがある共用庭を囲み、4つの異なるプランの個性ある住宅です。1階は坪庭をはさみプライベートな寝室とバストイレがあります。2階は周辺の緑地を楽しみながら過ごせる開放的で奥行き1.8mのテーブルが置けるバルコニーと一体になったLDKから多孔質(ポーラス)に構成されております。2階バルコニーに面した大きく高い窓には2本の電動物干し機が設置され留守の日中、洗濯物を干すことができます。地域には大変な人気で竣工前に全室入居予定が決まりました。四季の樹木の表情が写ろう窓の風景を楽しみながら暮らしております。
・用 途 メゾネット住宅(4戸)
・構造規模 S造2階建て
・建築面積 128.67 ㎡ 延床面積 233.29 ㎡
・設計監理 MOA+有限会社相原聰建築設計事務所
・施 工 清本建設株式会社
・設計期間 平成26 年5 月~平成27 年7 月
・工事期間 平成27 年7 月~平成28 年2 月

・共用庭から屋敷林を見る

・B室LDKからあらやしき公園を見る

・C室1階寝室から坪庭を見る

AFTER:正門より見るショールームとガラス屋根の連絡通路

・A室LDKからあらやしき公園を見る

・D室水廻り

・B室水廻り

・ファサード夜景

・バルコニーフレーム

・1階共用庭とバルコニーの夜景